ビットコイン相場が上昇してくると、ビットコインFX相場も加熱してくる。
過度な加熱抑制策としてビットフライヤーに導入されたSFDに、2月18日に初めてひっかかった。
が、思ったほどではなかったと同時に、ロングのときには決済へのヒントにも使えそうに感じたのでメモ。
・Lighting FX の変更後のSFDが適用されはじめた
SFDは約定のたびにかかる
ルールを間違って解釈していた。
価格が乖離する方向にもったポジションを取ったら、それを決済するときだけにSFDがかかると思っていた。
そうではなく、ポジションを持つ新規注文のときにもSFDはかかった。
【註】SFDはその後、適用のしかたが変更になり、価格乖離を助長してしまう方向(ほとんどの場合はロング)のときはエントリーの時はかかるが、決済のときはかからないようになりました。
・Lighting FX の変更後のSFDが適用されはじめた
ビットコインFXとビットコイン現物の価格乖離が激しいときにかかるSFDは、約定のたびにかかるということが、ようやくわかった。
この記事を書いている間にも、SFD比率は0%と5%を行ったり来たりしている。
スキャルピングにはほとんど影響はない、というか、SFDの恩恵を受ける可能性もありそう。
長期間バイアンドホールドの人は、売却時だけにSFDがかかってしまうことがありそう。相場状況が悪いときにマイナスSFDのときにロングするという作戦もありかもしれないが、そういう人はLighting FXを使わないか・・。
取引履歴をもとにSFDを計算で確認
SFD比率を確認しておくと
この表を基に1,320,000円で0.03BTC-FX 買ったときのSFDを計算して確認してみよう。
SFD比率が0.5%なので
1,320,000×0.03×0.005=198円
実際に徴収されたSFDは198円。
決済時のSFDも計算してみると
1,325,000×0.03×0.005=198.75円。
実際に受け取ったSFDは198円。
ただし、これは取引履歴をみてのSFDが計算と合っているかの確認にすぎない。
注文前の段階で計算してみよう。
注文前にSFDを計算してみる
たとえば、次のような場合。
数量 0.03 BTC-FX/JPY を価格1,335,000円で買ったり、売ったりする場合。
予想価格は
1,335,000 × 0.03 = 40,050 円
価格乖離10.1%に対するSFD比率が0.5%なので
40,050 × 0.005 = 200.25 円
小数点以下を切り捨てて、200 円。
これがSFDとして、プラスに乖離しているので、買い注文のときにはマイナス、売り注文のときにはプラスされる。
ただし、価格乖離はFXと現物のともに現在値を比較したものと思われる。
一瞬、入力した価格を現物の価格と比較するのかと思ったが、価格の入力欄をいろいろ変更しても空欄にしても価格乖離は変動しなかった。
スキャルに影響はほとんどないかとおもったが・・・
はじめてSFDが加減算されたときは、スキャルならほとんど影響はないと思ったが、それは全然間違いかも(と、翌日になって感じている)。
SFDのかかる10%ラインの攻防では、心理的な負担がかなり増える。
1万円幅で利益を取ったとしても、そのほとんどがSFDで消える場合がある。それも0.5%のSFDで。
例えば、130万円で買って131万円で売って利益を得た場合、その利益割合は
(131-130)÷130×100=0.77%
プラス乖離で買いの時にSFD比率が10.0%で、売りの時に9.9%だと0.5%引かれてしまうので、0.27%になってしまう。
損切りするときにもSFDはかかり得るので、-0.5%で損切りした場合には買いのときのSFDがかかるとトータル-1.0%の損になる。
もちろん、プラス乖離で売りの時だけSFDがかかると、0.77%の利益に0.5%加算されたり、-0.5%の損がチャラになったりするが、そのタイミングをチャートを見ながら待つのは実際にはめっちゃしんどい。
買いで3%取られ、売りで1%だとガッカリ
0.5%ならまだしも、SFDが1%と3%を行き来する乖離率20%はなおのことしんどい。
売買のときに3%ずつならよいが、なぜか買いのときは乖離率20%以上でSFDが3%取られて、売りの時に20%未満でSFDが1%となるとつらい。
他の口座も試そうと思って開いたDMMはスプレッド広すぎるし、SFDで恩恵を受けることもあるし、慣れるしかないかな?
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